感染対策室

感染対策室 看護主任・
感染管理認定看護師
石谷智代
感染管理認定看護師の紹介
2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症は感染症法の5類感染症に移行されました。今までは色々な制限がありましたが、世間では緩和されつつあります。しかし病院にはご高齢の方や重症化するリスクが高い方が多くいらっしゃるため、マスクの着用をお願いしています。新型コロナウイルスだけでなく、私たちの周りには多数の微生物が存在しています。中にはパンやビールなどの発酵に欠かせない酵母菌など、病気を引き起こさない微生物も存在しますが、人に病気を引き起こす微生物も多く存在しています。
私は感染管理認定看護師としてこうした感染の危険から患者様やご家族の方、病院職員を守るために活動しています。
活動内容は、感染対策チームメンバーと共に、耐性菌などの検出菌の状況調査や、医療関連感染サーベイランス、感染症発生時の対応、感染対策の状況確認、指導、院内のラウンド、研修や感染対策マニュアルの整備、適正な抗菌薬の支援など多岐に渡ります。

所属長紹介
私は2019年コロナ禍の中、感染管理認定看護師となりました。感染委員のメンバーでしたが、専門的なことを学びたいと思い、認定看護師を目指しました。資格取得直前に、新型コロナウイルス感染症クラスターという大きな壁にぶつかりました。たくさんの職員に助けられながら必死に取り組みました。この体験を通して危機管理やリーダーシップなど、多くのことを学びました。
感染対策は全職員で取り組む必要があります。そのため、他職種の方々と協力してシステム作りを行う必要があります。病院全体に関わることなので、提案するだけでなく根拠を示し、実行に移すために働き掛けなければなりません。知識だけでなくコミュニケーション能力も求められ、難しいと感じることもあります。ラウンドに行くと、たまに「来た!」と恐れられることもあるので、職種を問わず多くの職員に声をかけ仲間を増やすようにしています。ささいなことでも現場で困っていることを話してもらえると、嬉しくやりがいを感じます。今後も新たな難問に直面することがあると思いますが、全職員が同じビジョンに向かって実践できる組織を作っていくことが私の使命だと思い頑張ります!